8周年を迎えました
2023.12.12先日12月8日(金)にEncore! Coffee Roasteryは8周年を迎えることができました。
今年は何も準備しないまま当日を過ぎちゃったので、思いつくままにぶわーっと書きます。
大切なお客様へ
このたび、Encore! Coffee Roasteryは8周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。家族で始めたこの小さなコーヒー屋がこんなにも続いているのは、皆様の温かい応援のおかげです。
私たち夫婦がこの小さなコーヒーロースターを立ち上げたのは、8年前のこと。元カメラマンと元看護師の畑違いの2人がただただひたむきにコーヒー豆を焙煎し、想像以上の共同作業がスタートしました。
この8年間は、正直にいうと本当に大変だったんですが、楽しさや喜びももちろんたくさんありました。それを感じるためにはそれ相応にハードワークをこなさなきゃならないのだとも痛感しました。
そんな身も蓋もないことと思われるかもしれないですが、どんなキラキラしているように見えるお店でも汗と涙の舞台裏が存在しているということなんですよね。うちに限らず。
僕らがありがたくも8年間も応援してもらえているのは、コーヒー屋である前に僕たちという人間を、お店のドラマを知ってくださっているからだと思っています。
この数年テレビに出たりブログやSNSで自分たちのことを書いたりするようになって、逆に個人店の魅力ってこういうお店の人間のドラマが投影されているところなのではと思うようになりました。
ここでは改めては詳しく書きませんが、僕らが提供しているコーヒーってどこかそういう部分に共感してくださっている方たちに向けて作っているんだって思ったりもします。
裏を返せばそういうお客様からいただく楽しさや喜びがあるから毎日頑張れるということです。
だから9年目はもっと頑張らせてください。
家族のこと
もとを辿ればEncore! Coffee Roasteryは僕の勝手なわがままから始まったお店です。
当時看護師として働いていた妻に「一緒にやろう」と無理を言いました。
開業当時の僕は人前に出れば目は合わせられない、コーヒーカップを運ぼうにも手は緊張でガタガタ震え、プレッシャーの大きさに何度も体調を崩しては家族に迷惑をかける始末。。
そう、全然お店のオーナーに向いていない人間です。
8年かけてようやくいろんなことができるようになってきた。それぐらいのスピード感。
でも、自分なりには当時と比べると驚くほど成長したとも感じています。そこに連れて行ってくれたのはお客様と、そして一緒に働く妻です。
僕自身はいつかの投稿でお話したようにASDとADHDの併存診断を受けています。当たり前のことを当たり前に理解してできるまでとても時間がかかってしまいます。
そしてこのスピード感とポンコツ具合がまた、もしかしたらですが、誰かの参考になったり励みになったりすればいいなと楽観的に自分に言い聞かせています。
この8年の間に次男と長女が生まれ、子どもたちもこのお店とともに育ちました。まだコロナがなかったころ、次男は店内に置いたベビーベッドで過ごし、たくさんのお客さんに抱っこしてもらいました。
長女はコロナ禍真っ只中で生まれ、お店の冬の時代をともに成長してきました。
今は小学3年生の長男は、開業当時まだ歩いてもいませんでした。離乳食やご飯を作って持ってきてくれる人もいました。
なのでこの8年間に通ってくださったお客様はみんな家族のように感じています。
そして妻は周りを一切見ずに限界まで突っ走ってしまう経営センス皆無の僕に振り回されて本当に大変だったと思います。何よりも妻の頑張りがなければ、ここまでやってこれなかったです。
Encore! Coffee Roasteryはこの先もこんな人間の悲喜交々を全部引っ提げたまま、続けていきます。
これからも、より良いコーヒーと心から温まるひとときを提供し続けます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Encore! Coffee Roastery一同、感謝を込めて。
追記
周年ということで特別に何かをするつもりはないのですが、記念にいつもとは違うちょっと特別なコーヒー豆を仕入れたので、後日それを販売しようと思っています!
サンプルはすでに焙煎してカッピングもしたのですが、なかなかどうしてヤバいフレーバーでした。
この季節に目の前の景色を一変させるような鮮やかな色彩を与えてくれることを約束します。(周年なので特別にハードル鬼上げしておきます。ドヤァ)