「アンコールはコーヒーのあとで」- 7周年のごあいさつにかえて
2022.12.12先日の12月8日(木)にEncore! Coffee Roasteryは無事7周年を迎えることができました。
普段なかなか改まったお礼が言えないので、とても良い機会として、一年分の「ありがとう」を言いたいと思います。
いつも当店をご利用くださっている皆様、お祝いをくださった皆様、コメントやメッセージをくださった皆様、SNSを見てくださっている皆様、改めていつもありがとうございます。
ご挨拶にかえて
「アンコールはコーヒーのあとで」
何事も続かなかった僕たちが7年もコーヒー屋を続けてこれたのは、本当に通い続けてくださっているお客様方のおかげです。そして遠く離れてもネットで注文し続けてくださっているお客様、当店のコーヒーのコンセプトに共感してくださりお店で使ってくださっている方々のおかげです。
小さな個人のコーヒー屋が続くためにはそれしかありません。
ありがとうございます。
僕たち夫婦はともに幼少のころから生きづらさを抱えたまま大人になり、いわばここからもう一度人生を始めるために、人生を再生するために、アンコールコーヒーロースタリーを開業しました。
大好きなコーヒーには何かしら物事を好転させる力があると信じていたので。
そう、初めはめちゃパーソナルな理由なんです。(横道に逸れるので詳しくは割愛しますが、僕らと同じ障害や境遇を抱えている方も少なくはないと思いますので、詳細はまた何かに書きますね)
開業当時はこんな大変なこと自分たちじゃもう続けられん!と思ったことも何度もあります。自分たちが望んだこととはいえ、3人の子どもを育てながらの自営業はそれなりにハードなものでした。
でも、アンコールコーヒーを続けることで、たくさんのお客様や大切な人たちに出会い、そのなかで僕らもずいぶんと癒され、再生できたように思います。
そのいただきっぱなしだった癒しやご厚意を次の7年間でしっかりとお返ししていきたいと思っています。倍返し、いや7倍返しぐらいで。
日々、焙煎し、コーヒーを淹れることは僕らにとっても活力になっているのですが、その活力がコーヒーを通してみなさんにも少しでも前向きになれる気持ちとして共有できていれば、幸いです。
Encoreという名前はライブなどのアンコール(再演)の意味と、「再び」「もう一度」という意味があります。
美味しいコーヒーをもう一度、何度でもアンコールしてほしいという想いからきてますが、僕らにとってもこのお店、そして野江の地が人生の二度目の再演の舞台となっています。
また遠いいつかは舞台から降りて次のアンコール(再演)を待つこともあるかもしれませんが、まだまだしばらくはコーヒーを淹れさせてほしいと思います。
アンコールはコーヒーのあとで。
今後ともどうぞよしなにお願いいたします。